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合宿が新たなフェーズへ突入。「roots合宿」から「生命力合宿」へ進化しました

こんにちは、RELATIONSの広報です。
実はこの度、全社合宿の名前が「roots合宿」から「生命力合宿」に進化いたしました。ネーミングを大切にするRELATIONSが、どのような経緯を経て、どんな想いを込めて改名したのか。

「個人の内面の探究」と「未来」をテーマに行った9月の山梨合宿の内容や、RELATIONSの提唱する「生命力経営」に触れながらお伝えします。

▼合宿企画の裏側や、テーマ決定までの流れをドキュメンタリーとして公開しています。

RELATIONSの全社合宿とは?

RELATIONSは2021年から年3回、全社合宿を実施しています。その名称こそが「roots合宿」です。根っこに立ち返ろう、ありのままの本音を出そうという思いが込められています。日頃の業務から離れ、自然あふれる場所で、組織、自己と他者にじっくりと向き合う贅沢な時間。フルリモートワークが基本だからこそ、RELATIONSが大切にしている文化です。

今回は、自然豊かな山梨県の清泉寮さんにお世話になりました。

RELATIONSは日々、自社で実験を行いながら組織づくりの探求をしているのですが、今回も新しい試みがいくつかありました。

・1日2日が通例のところ、2泊3日の合宿へ変更
・メインの企画担当・ファシリテーターとして、合宿人茂木健太さん(通称:もてけんさん)を起用
・初日は合宿に入り込みやすくするため、導入部として自然のなかでのアクティビティを実施

結論、10点満点中、平均9.2点という満足度の高い合宿となりました!すべての内容を記載すると長くなりすぎるため、ハイライトのみを共有いたします。

今回の合宿で得られたのは、未来への前向きなエネルギーと「覚悟」

どのワークも非常に充実していたのですが、特に印象的だったのは以下の3つのシーンでした。

① 自己の根源を探求・共有ができた

want to共有の様子

合宿ではこれまで、組織の変遷やルーツを扱うことや、チームでの振り返りはしてきたものの、個人にグッと焦点を当てることにはあまり時間を割いてきませんでした。そこで1日目に行ったのが"個人のwant toをストーリーテリングする"というワーク。個人のwant to・価値観にまつわるストーリーを語り、聞き手は深掘りする問いをフィードバックするという流れで行われました。

内面の探求度合いは人によって異なるため、明確にwant toを表現できたメンバーもいれば、まだ完全にしっくり来てはいないというメンバーも。しかし、自分の内面に矢印を向け、一旦言葉にしてみるというチャレンジはインパクトが大きかったようです。

「グループワークで、人の助けを借りながら自己を探掘ることができてよかった」という声や、「個人のwant to と会社のパーパスの重なる部分が見えた」「他のメンバーのwant to を聴くことで、つながっている感覚が持てた」という感想もありました。

② 一歩踏み出して伝えた”リアルな本音”があった

みんなで未来年表を眺める

今回のメインテーマであった「未来」。もてけんさんによると、現状維持の強力な力をはねのけてゴールを達成するには、「リアリティあふれる未来をwant toで描くこと」「ゴール達成状態をコンフォートゾーンにすること」が大切とのこと。そこで、描いた最高の未来・最悪の未来が現実に起きたという設定でロールプレイングを行いながら感情を味わいました。また、それをもとに未来年表を制作。事業・組織・自分の3軸に、1年後、3年後、究極の未来の3軸を掛け合わせた9つのカテゴリで、 各自のwant toとつながるものだけ並べていきました。

その後ワークの感想を共有する場は非常に印象的でした。ありありと未来を味わえたというメンバーがいる一方で、ネガティブな話も出てきたのです。
「数年後もまだ”本音とは何か?”について話しているという最悪な未来を想像したら、RELATIONSにいることが無駄な時間に思えてきた。これまで散々”本音で話そう”とみんな言ってきているのに、結局は裏でしか本音が出ていない」そう口火を切ってくれたメンバーの一言から、各自が抱えていたモヤモヤした想いが、本音として出始めました。

一人ひとりがその場に意図的に参加し、それぞれが一歩踏み出して、自分の声を伝えたからこそつくられた空気だったように感じます。感想には以下のような声がありました。

・自分は本音を出せていると思っていたけれど、実は出せていなかったことに気がついた。
組織の大事な声をみんなで聴くことができてよかった。

それらの声は、その場でスッキリと解決する類の問題ではありませんが、”やっと本音が表に出た”という動きは、私たちに大きな意味をもたらしました。2泊3日だからこそ、焦らずにじっくりと感情を味わうことができた感覚があります。

② 未来へ向かう、という「覚悟」がうまれた

3日目の朝。自然のなかで深呼吸

この合宿の後半でキーワードとなった言葉は「覚悟」。2日目の「本音」の話のなかで、代表の長谷川から出来てた表現でもあります。

覚悟を持ってお客さんを支援する、それがRELATIONSが提唱したい”生命力経営”です。その未来を実現するには、ビジネスモデルを変えるくらいの変容が必要で。あとはみんなでそこに向かって突き進むだけ。」

3日目は、それら2日目までのワークで感じたものを受けて、OSTを実施。話したいテーマごとにグループで対話を進めました。ポイントは、「次アクションを必ず決める」というルールです。

・ストラテジーについて
・覚悟を持った支援とはなにか?
・営業を変えたい
・クライアントとの向き合い方をどう変えていく?
など、それ以外にも多くのテーマが出ていました。

最後はグループで決めたアクションを全体へ発表。これまでの合宿は対話で終わることが多かったのですが、「一旦決めきる」ことで前向きなエネルギーがその場に湧いていました。今回の合宿後アンケートでも、一番多かったのは、「理想に向けて、次のアクションが明確になったことが良かった!」「ボトムアップ思考でなく、バックキャスティング的に未来から考えられたのがよかった」という声。「これまでと違うRELATIONSになっていきそう」という期待も見えたようです。

「根源の探求」から、「自律と共創」へ

合宿から数ヶ月が経過し、代表の長谷川から出てきたテンション(歪み)は、「roots合宿を、生命力合宿に進化させたい」というものでした。

roots合宿のロールメンバーで話し、roots合宿から生命力合宿へ合宿名を変更したいと思います。意図としては、”根っこを探究する”ことに加え、”より未来へ躍進していくイメージ”を追加したいためです。これまでは、roots合宿という名の通り、歴史や変遷、ライフストーリーを耕す場になっていました。しかし、いまは根源の耕しはだいぶ出来てきており、未来に向かってどう躍動していくかを扱うことが重要だと考えています。ロールのパーパスも「会社、仲間、自分の根っこを大切にする場」というものから「会社、仲間、自分の生命力が湧き上がり、進化を生み出す」へ変更することをロールで話しました。
それいに見合う合宿にしていきたいと思います。

長谷川の社内日報より引用

その後、長谷川がガバナンスミーティングで起案し、現在は「生命力合宿」という名称に変更になりました。

実は、今後RELATIONSが提唱していくメソッドとして「生命力経営」というものがあります。そのなかでは、会社がいきいきと躍動するために重要な3要素を以下のようにまとめています。

① 素直な関係
② 根源の探求
③ 自律と共創
※ 生命力経営の概要については、長谷川 博章noteで別途ご紹介いたします。

これまでのroots合宿では、会社の変遷を辿り、振り返り、そして個人の願いも見つめ、「根源の探求」をしながら、メンバー間の「素直な関係」をつくってきました。皆で時間を重ね、丁寧に想いを共有しながらやってきたからこそ、次のフェーズである「自律と共創」という未来へ進む”覚悟”が生まれたのだと思います。

しかし、これらの3要素は一度深まれば完了!というものではなく、何度も繰り返し行ったり来たりするものだと考えています。根源の探求も、また深めるべき時期は訪れることでしょう---。
大切なことは、同じところに留まることに固執せず、都度、組織「いま」を繊細に感じ、それに応じて柔軟に変化することなのだと思います。

次回の全社合宿は、2024年1月に宮古島で行われるはじめての”生命力合宿”。その様子はまたレポートいたします。お楽しみに。

(執筆:斉藤 里菜)

▼合宿企画をしてくださった合宿人(もてけん)さんがRELATIONSについて書いてくださっています。こちらも併せてお読みください。


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