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roots合宿のテーマ「個人と会社の未来」は、どのようにして生まれたのか?【企画裏側ドキュメンタリー】

こんにちは、RELATIONS広報です。
今回の記事では、2023年9月21日〜23日までの2泊3日の行程で行われる、RELATIONSの全社合宿「roots合宿」が企画された裏側をお伝えします。

roots合宿とは
「根っこに立ち返ろう」「ありのままの本音を出そう」という思いがこめられた、年3回行っているRELATIONSの全社合宿の名称です。全社員がフルリモートワークで働くRELATIONSだからこそ、オフサイトでの対話を重視し、社員全員参加型で実施しています。毎回、”今のRELATIONSにとって直面している課題”を明らかにした上で、テーマをもってプログラムコンテンツが設計されます。

▼ 過去のroots合宿の記事はこちら


今回の合宿テーマは「個人の内面の探究」と「未来」について。 その裏側に込められた想いとは?

今回の合宿で予定されているコンテンツは以下となっています。

【予定されているコンテンツ】
◎目線合わせのコンテンツ
✔ 合宿におけるDTA :
"どのような雰囲気、文化の関係性にしたいか"について話し合うワークショップ

◎個人を深めるコンテンツ
✔ want toストーリーテリング:個人のwant to・価値観にまつわるストーリーを語り、聞き手は深掘りする問いをフィードバックする
✔個人のチャレンジを創出する時間

◎会社や個人の未来についてのコンテンツ
✔未来年表:10年後、3年後、1年後の 「最高の未来」と「こんな未来はイヤだ」を、”事業・組織・自分”の各観点から書き出してシェア
✔ 未来インプロ・未来ディベート・未来ロープレ:想像した未来の即興対話や、立場に分かれて討論、未来におけるフォーメーションつくるワーク
バリューづくり:パーパスを体現し、理想の未来(ビジョン)を実現するために、大事にする価値基準(バリュー)は何か?を考える
✔理想の未来実現に向けたテーマセッション

※上記以外にも、フリーセッションやアクティビティ等の交流、お楽しみコンテンツも予定されています。

コンテンツテーマは大きく2つ。「個人を深めていく時間」と、「未来を想像し実現に向けて考えていく時間」。それらのテーマにフォーカスした背景について、時間を遡りながらお伝えします。

【合宿8週間前】 7月末、roots合宿企画・運営MTGがスタート

企画プロジェクトメンバーには、社外パートナーも参画

7月末、roots合宿のキックオフミーティングが行われました。企画に関わるメンバーは立候補制で、正社員に限らず、日頃から関わっている社外パートナーの方まで広く募集をかける形で行われました。

代表の長谷川がSlackを通して、合宿の企画メンバーを募りました。

募集をかけた結果、今回は代表の長谷川を含む社員6名と、パートナー事業者4名の計10名でプロジェクトチームが構成されました。
社外パートナーの中には、日頃からRELATIONSのコーチングや組織開発コンサルティングのご相談にものっていただいていて、過去の合宿の設計や運営にも深く携わっていただいていた、石井 宏明さん(通称:ひろちゃん)、黒田 俊介さん(通称:しゅんさん)に加え、今回は合宿のプロとしてご活躍されている合宿人の茂木 健太さん(通称:もてけんさん)にもご参画いただくことになりました。

▼ RELATIONSの社外パートナーについてはこちらもご参照ください。

初回のミーティングでは、「どのような思いがあって、企画側に手を挙げたのか?どのような合宿にしたいか」について、ひとりずつ共有していく時間をとりました。プロジェクトに手を挙げた社員からは、「コンテンツづくりから学びを得たい」「滞りなく運営していくための術を学びたい」といった声や、「少数の声も場に反映させられるようにしたい」といった、自身の置かれている立場から丁寧に意見を伝えていきたいという声があがりました。

土壌は整った。今回の合宿は次のジャンプに向けて「未来」が必要

上記に加え、代表の長谷川からは、全体をホールドする役割を担いたいという表明があり、以下のような企画の方向性についての考えの共有もありました。

「roots合宿が会社の変容の起点になっている感じがする。未来により目を向けていきたいし、RELATIONSの普遍的な価値観も表現できると面白いと思う。

また、合宿づくりに長く携わってきた社外パートナーのひろちゃんは、「2年間、合宿に関わってきて、”対話疲れ”するぐらい対話をした結果、話すための土壌が整い、フェーズが移行する感覚がある。」と語り、同じく社外パートナーのしゅんさんからは「合宿に携わってきて、確かな変化を感じていて、次はジャンプするフェーズだと思っている。そのためには、未来軸で話をしてみたい。」と語られました。
結果的に、今のRELATIONSにおける「未来を語る必要性」について、それぞれの立場から想いが共有された形でした。

【合宿6週間前】 8月上旬、社内的に「パーパス重視vs売上重視」という話題が大きくなる

6月で半期を終えて下期に入るにあたり、社内のあらゆる場面で、売上の話題が多くなってきました。前年対比より業績が芳しくなかったためです。加えて、売上の話に紐づいて、「パーパス(長期的な価値向上)⇔短期的な収益向上」の対比構造が語られることや、個人ごとの「顧客への提供価値や姿勢」の違いによって、チームを二分して捉えることが次第に増えていました。そのことを、合宿企画プロジェクトのメンバーはひとつの課題として捉え、以下のような声があがってきました。

・いろんな価値観が存在することが、社内混乱の一要因になっていそう。
・絶対軸で価値観を設定するよりは、ちゃんと対話した方がいい。
・自分が本当に願っていることを明らかにした方がよさそう。
・個人のWantや会社のパーパスのどこに共感しているかが人によって違う。 それが明らかになるといい。

個人のパーパスと会社のパーパスの重なり度合いを明らかにするには「個人の内面の探究」が必要

現時点で考えられる「社内にある対比構造」を全て洗い出した結果、この対比構造を超えて会社の未来を描くことを望む声が出てきました。

対比構造の洗い出し

また、個人のパーパスと会社のパーパスとの重なり具合も一人ひとり異なっているのではないか、という仮説から、個人の価値観を掘り下げる重要性や、長谷川から会社のパーパスを表明・共有する必要性についても語られました。

【合宿3週間前】9月から、コンテンツづくりに邁進。論点は、”個人と会社の未来”

以上のことを踏まえ、最終的な実施計画に落とし込んでいきました。

各自の根源につながり、その願いを応援し合うことができる組織への第一歩

長谷川の想いは、「個々人のハイドリームを聴き合い、組織全体の未来を紡ぐこと」であり、システムの声をできる限り場に出して、お互いに深く聴き合いたい、という強い想いがありました。そのことを受けて、最終的にもてけんさんを中心に構成されたものは、”個人の内面の探究と価値観の共有を前提に置きながら、未来を扱っていく”というものでした。

そして、今回の合宿において、長谷川の中でひとつトライとして捉えていることがあります。それは、”自身の価値観を明確に表明する”ことです。

「譲れない価値観はあるので、そこを明確にする中で、それぞれがどう受け取るかという深いところまで話していく場にしたい。」

そのことに対して、プロジェクトのメンバーからは、「長谷川さんのありのままの声を聞くことで、自分も本音を吐き出せる気がする。角をとった表現をされると、自分も曖昧な表現をしてしまうかもしれない。」という意見が出ていました。

さぁ、2ヶ月間準備を重ねてきたroots合宿が、いよいよはじまります。
「個人と会社の未来」をテーマに掲げた2泊3日が、「会社に生命力を」というパーパス実現に向けた大いなる一歩になることを願いつつ、かけがえのない時間にしていければと思います。

本合宿の実施レポートについては、近日公開予定です。ぜひお楽しみに!

(執筆:RELATIONSパートナー 川口 塔子/編集:廣瀬、斉藤)

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