世の中の94%の人々を変えたい。「ええ会社をつくる」に秘められた想いとは
※本noteは、2018年11月に公開したブログを再編集しています。
こんにちは! RELATIONS広報の山本です。
弊社のミッションである「ええ会社をつくる」。かなり抽象度が高めなので、人によって「ええ会社」に対する解釈も様々かと思います。
そこで今回は、弊社の考える「ええ会社」とは何か、そして「ええ会社をつくる」をミッションとするに至った背景やその想いを、弊社代表の長谷川にインタビューしました!
かなり生々しい原体験もぶっちゃけてます(笑)ぜひ、ご覧ください。
世の中の「6%」の人しかワクワクして働いていない
ーーまず、RELATIONSの考える「ええ会社」について教えてください。
「ええ会社」には、外向きと内向きの2つの要素があると考えています。一言でいうと「顧客と従業員の双方から信頼されている会社」ですね。
企業が長期的に、維持発展するための収益の源泉を生み出すのは「顧客」です。そして、その「顧客」へサービスを届けていくのが「従業員」になります。
会社がミッションをしっかりと定めて「顧客」に向き合い、そのミッションに共感した「従業員」が集まる。そこから熱狂的なサービスやプロダクトは生まれると思っています。
また、そうした行動の延長線上に信頼が生まれ、それを勝ち得ている会社は、社会に大きな価値を提供できていると私は思うんです。
言葉にするとごく当然のことですが、日本でこの当たり前を実現できている会社がどれほどあるかと言うと、非常に少ないのが現状ではないでしょうか。
さらに、高度経済成長期が終わり、変化の激しい現代においては、今まで成立していた管理型の組織形態では成り立たなくなってきています。そのため、会社も変わっていく必要があると考えています。
ーーそこで「ええ会社をつくる」ことをミッションとしているんですね。
はい。また、RELATIONS自身としても、「ええ会社をつくる」を組織ミッションに掲げています。
というのも、世の中にええ会社を増やしていくためには、まずは自分たちが「ええ会社」にならないといけないと思っていて。
具体的には、1人ひとりが本気で仕事にコミットし、ワクワクしている状態を目指して、「ええ会社」の組織づくりに取り組んでいます。
ーー「ええ会社」が増えた先には、どんな未来があるのでしょうか?
よく私が説明に使うのが「6%」という数字で。これ、なんだかわかりますか?
実は、日本全国にいる労働者の中で「働くことにワクワクしている人」の割合なんです。2017年の米ギャラップ社の調査によると、たった6%しかいないんですね。
つまり、残り94%の人は、日々の仕事に対してワクワクできていないということになります。
一方で、魅力的なサービスやプロダクトって、全員が会社のミッションに向かい、仕事を楽しんでいるような組織から生まれると思っていて。
例えば「よなよなエール」を作っているヤッホーブルーイングさんは、まさにそうだと思うんですよ。
もし94%の人もワクワクして本気で仕事に向き合えるようになれば、もっと拘りのあるサービスやプロダクトが世の中に溢れるのかな、と想像すると、私はやっぱりワクワクするんですよね。
その社会を実現するために、会社という仕組み自体を変えていきたいと考えています。
本当の「価値提供」とは何か。2つの原体験からの学び
ーーこの考えに至った背景があれば教えてください。
そうですね。新卒で入社した、FC支援のビジネスモデルを展開していた企業での原体験が「ええ会社をつくる」という思想に影響しています。
2003年に入社し、新卒2年目の時に営業メンバー約300名のトップである「セールスマン・オブ・ザ・イヤー」をいただいたんですね。
その時、瞬間的には嬉しかったのですが、モチベーションが持続しなくて。そこで、この感覚は何なんだろう…と考えた時に、「クライアントに対して真摯に向き合えていない」という部分が内心あったんです。
例えば、滋賀県にある年商5億ほどの中小メーカーさんに、フランチャイズの提案営業をしたことがありました。
従業員20人くらいの会社で、今のままでは経営が危ないと。そこで「一緒に新規事業をやりましょう」と提案したところ、「長谷川くんと一緒にやっていきたい」と言って、飲食業態のフランチャイズ契約を決めていただいたんです。
当時、事業計画の立案から出店のサポートに至るまで、社長と二人三脚でやっていました。ですが、実際に店舗営業を始めると、当初計画していたものの半分位の売上しか上がらず、毎月赤字をたれ流してしまう状態で。
一方で、会社から課された僕の役割としては、契約先のサポートよりも新規契約の獲得だったんですね。なので大した支援もできないまま、1年後には閉店し、倒産ギリギリの状態まで追い込んでしまいました。自分の力の無さが生み出した結果ですが、すごく悔しい思いをしましたね。
ーーそれは辛い経験ですね…。そこからどのような気付きを得たのですか?
営業マンとして表彰されていた一方で、クライアントに「本当の意味で価値提供できていない」ことに、自分自身、気が付いていたんですよね。
やはり、仕事の意義と内容が連動していないと、モチベーションは続かないなと。営業というロールであっても、お客様にきちんと価値を届けて、その上で「ありがとう」と言ってもらえないと、やる意味がないなと思ったんです。
また一方で、当時営業として年間400社ほどの中堅中小企業を訪問していたのですが、素晴らしい経営者もいらっしゃる一方で、トップマネジメントが経営に正しく向き合っておらず、従業員が報われないと感じた会社も多くあって。
それは、経営に真摯に取り組む姿勢であったり、従業員のことをあまり考えてないような言動であったり、どこか甘えがあるような感じがありました。
そこで、「経営者が権力に胡座をかかず、自らが本当にコミットしたいビジョンを持って顧客や従業員との信頼関係を構築していかないと、日本は良くならない」という考えを持つようになって。
そこから、顧客に対する価値提供と、従業員との信頼関係という2つの側面が、ええ会社であるために必須だと実感しましたね。
「お客様を裏切りたくない」その一心で27歳の時に起業
ーー創業の経緯は、どういった形だったのでしょうか?
実は、何かしらのミッションやビジョンがあって創業したわけではないんです。
起業した27歳当時、Fabricaという自動車の鈑金修理事業の責任者をしていました。クライアント4社の契約が決まっていて、20人ほどで支援する形態でした。
ですが、ちょうどリーマンショックが起きた影響で会社の業績が一気に悪化して、メンバー20人中19人は別会社に出向させないと会社がもたない、みたいな状態に陥ってしまって。
ひとりでの支援では当初の契約内容を履行できず、訴訟問題にまで発展しそうな事態になったんです。
その時、先ほどの原体験があったので「クライアントの支援を継続する」ことに振り切ろうと思い、社長に直談判をして、社長もその決断を尊重してくれました。
そしてメンバーにもその想いを伝えると「一緒にやりたい」と言ってくれて、そのうちの8人で共同創業しました。
ーー原体験とは逆の方向で、かなり振り切ったんですね(笑)
そうなんです(笑)それから、創業期はクライアントの継続支援に奔走しつつ、どういう会社にしていきたいか? をみんなで話し合いましたね。
この時に、原体験とは全く逆の経験をさせてもらったと思っていて。
自分たちでミッションを決め、全員がそこに共感し、本気で向かっていく。その上でお客様に本当の価値を提供していくという経験をした時に、異次元かと思うくらいの面白さとワクワク感があったんですよ。
前職時代の原体験がアンチテーゼとなり、この自分の創業体験が重なった時に、ひとつの想いが生まれてきて。
それは、面白い仲間とともに意義とつながる仕事ができて、顧客に価値提供できている瞬間をつくり続けることができれば、世の中にもっと仕事を楽しめる人が増えるんじゃないかと。
そういう体験を全員が共通化できる社会だったり仕組みを作れないかな、という想いが「ええ会社をつくる」に込められています。
「ええ会社をつくる」ために、多角的なサービスを展開していく
ーーミッションの実現に向けて、どのような事業を展開していくのでしょうか?
弊社はこれまで、コスト改善コンサルティングサービス「Less is Plus」を通じて、約13年で800社以上の企業を支援してきました。
その中でクライアントに深く入り込んで活動するのですが、そこでも組織的な経営課題というのを肌で感じていて。「やる気がない」「社員が育たない」といった課題をたくさん見てきたんですね。
なので、ご要望いただいた企業においては、コスト改善といったサービス以外に、組織やマネジメント変革のためのワークショップや1on1を提供しています。
一般的に企業をつくると言われているヒトモノカネの「ヒト」の部分にアプローチするような取り組みです。
このように様々なサービスを通じて、あらゆる角度からクライアントの課題に合わせた支援を行っていきたいと考えていて。
今後も、世の中に1社でも多くの「ええ会社」をつくっていくことに、ワクワクしながら社員全員で取り組んでいきたいと思います。
-----
いかかでしたでしょうか?
代表長谷川の原体験があってこその、「ええ会社をつくる」に込められた想い。そのミッションに共感し、1社でも多くの「ええ会社」を一緒につくっていく仲間を、RELATIONSでは募集しています。
▼採用情報はこちらから
▼公式note「RELATIONSのまんま」もよければフォローお願いします!