自律型組織における全社合宿の意義。〜個人と組織の「願い」に向き合う機会の創出〜/沖縄合宿の振り返り
はいさーい!(こんにちは!)RELATIONSの広報です。
弊社では4ヶ月に1回の合宿を実施しているのですが、2023年1月の合宿では沖縄の本部町に行ってまいりました!
年始の仕事始めをして間もない1月10日〜11日、1泊2日で開催した今回の合宿(通称roots合宿)。自然あふれるホルトノキさんの会場をお借りし、前回の軽井沢合宿とはまた異なる雰囲気の開放的な空間の中で、贅沢な時間を過ごすことができました。
▽前回の軽井沢合宿
「収穫祭」をテーマにした今回の合宿で、我々が得たものとは ーーー。
時系列で流れを追いながら、振り返りたいと思います。
roots合宿とは
roots合宿とは、「根っこに立ち返ろう」「ありのままの本音を出そう」という思いがこめられた全社合宿の名称です。
RELATIONSでは、ホラクラシーという自律分散型の組織を運営をしながら、社員はフルリモートで働いています。普段はメンバーが全国に散らばり、自身の業務を自主的に遂行しながら会社はうまく回っています。しかし、それだけでは組織として遠心力が高まりやすいのも事実。
そこで相互理解の場・共感の場を、定期的に設けようという試みで、毎月のオフライン全社ミーティング(CAMPFI:RE)、年3回の全社合宿(roots合宿)を開催しています。
対面でのコミュニケーションや、”同じ釜の飯を食う”というような体験を通じて、人や組織への求心力を補いながら、独自の自律型組織を成立させています。
▽合宿をすることの意義については、こちらの長谷川 博章noteでも綴っています。
Day1(2023年1月10日)
10:45に那覇空港に集合し、バスで名護市まで向かいます。
まずは腹ごしらえ。老舗の沖縄料理屋さんでボリュームたっぷりのランチをいただき、徐々に沖縄ムードが高まります!
バスにまた乗り込み、左手に見えるエメラルド色の海を眺めながら、会場がある本部町まで。お天気にも恵まれて、最高のスタートですね。
会場に到着。沖縄と言えば海!なのですが、今回は敢えて森の自然で溢れている会場です!いきいきした植物たちは、まさに生命力そのもの。
午後からは、早速ワークがスタート。改めて、今回の合宿テーマは「収穫祭」。2023年のはじまりという節目に、2022年で起きたことを感情とともに振り返ります。まずは個人としての振り返り。
散歩をしながら自身を振り返り、この1年を象徴するものを、何かひとつ持ち帰ってきて共有するというワーク。
ちなみに、今回の合宿も前回同様、パートナーの方たちにもご参加いただきました。その数8名。全体のうち、なんと4分の1を占めました。以前からお付き合いがあるパートナー企業さんに加え、新たに個人として携わってくださっているパートナーの皆さんも!
「会社に生命力を」というRELATIONSのパーパスに共鳴してくださる仲間が増えていることに、あらためて感謝です。
(パーパスと言えば!弊社は2023年1月に行われた第9回ホワイト企業大賞にて、【特別賞】次世代パーパス経営賞を受賞しました!)
さて、話はもとに戻り、個人の振り返りのあとは、サークル(部署)ごとの振り返りです。「この1年で何をしてきたのか?」「どう感情が動いていたのか?」事実と感情の動きを描き、各サークルの共有を皆で聞きました。
共有を行ったことにより、参加者の声として場に出てきたのは”驚き”と”感謝・称賛”でした。
「え、そんなに沢山の施策を打ってたんだ!知らなかった。」
「こんな想いで業務を担ってくれていたんだ。いつも本当にありがとう。」
自律型組織のなかで個人として動く業務が多いからこそ、それ以外の領域で起こっていた事実に触れることに価値があります。1年を通して会社で体験したものを、みんなで分かち合って収穫できたような、そんな温かい場になりました。
その後は合宿恒例のバーベキューで盛り上がり、1日目は終了。
Day2(2023年1月11日)
この日も天気に恵まれて、気がついたら会場の庭でキャッチボールをするメンバーたちの姿が。沖縄のゆったりした空気の中で、心も身体も自然と開放的になります。
そして2日目のワークがスタート。まずは全員で輪になって座り、1日目を振り返りながら、一人ずつチェックインを行います。
2日目のメインテーマは、1日目のワークで個人・各サークルから収穫したものを、今度はRELATIONS全体として捉えていくということです。
まずは2023年にどこへ向かうのか?を明らかにするために、この3つの問いについて、3~4人のチームになって深掘っていきました。
そして最終的に出来上がったのがこちら!すごい数ですね、圧巻。
こうして、昨年のRELATIONSの果実を無事収穫し、土壌を確認し、2023年の種を蒔くことができました。
種(今後の兆し)の部分では事業の課題や伸びしろの話も挙がっていましたが、何よりも土壌(どんな人たち・想いに支えられている?の問い)の部分では、「愛」「家族」というワードが多く並んでおり、RELATIONSらしさを感じました。
そしていよいよ最後のセッションへ。RELATIONSという組織自体を擬人化し、「RELATIONSさん」になりきってメンバーが回答するというワークです。今回の合宿の中で、このワークが一番印象的だったというメンバーも多いのではないでしょうか。
庭で円になって座り、中心に椅子が一脚だけ置いてある会場。
「RELATIONSさんは、去年を振り返ってどう思っていますか?」
「RELATIONSさんは、なぜこの時代に私たちをここへ集めたのでしょう?」
ファシリテーターからの質問に対して、発言したいと思った人が挙手制でその椅子に座り、順番に答えていきます。
円の真ん中に座ってみて、その場で自分が感じたことを、飾ることなくそのまま話します。何も考えていなくても、そこに座ってみることで自然と浮かんでくる言葉があり、なんとも不思議な感覚になります。
そして最後の問いはこちら。
「RELATIONSさんは、私たちに対して、何について話をして欲しいと望んでいますか?」
この問いだけは、個人作業。「RELATIONSさんが望んでいるであろうこと」を無記名で紙に書き、一つのBOXへ。それを、今回ファシリテーターを務めるパートナーのしゅんさんが読み上げます。
▽パートナーのしゅんさんに関する記事はこちら
そこで立ち現れた声の中で、複数聞こえてきたのは「痛みの声」でした。
「出張などで労働時間が長くなっていることの負担」
「仕事の忙しさで、家族との関係性が悪くなることがある」
「暗黙のルールに縛られていない?」
「過去の出来事をもっと丁寧に扱いたい」
「他のメンバーのこと、ちょっと疑っていない?」など
全員分の声を共有し、合宿はその場で終わりました。各メンバーが色々な受け止め方をしたかと思います。
これまでも社内での対話を重ねてきたRELATIONSですが、痛みの声が全社会議の場でここまで出てきたのは初めてかもしれません。
これらの声が叶えたい願いとは何なのだろう?
RELATIONSはどこに向かいたいのだろう?
2023年、新たにRELATIONSがチャレンジしていくべき課題が表出した合宿になったように感じます。
最後までお読みいただきありがとうございました!
今回の合宿を、代表の長谷川さんはどう感じたのか?
こちらも素直に、包み隠さず綴っています。ぜひご一読ください。
RELATIONSってちょっと面白いかも!そう思ってくださった方は、ぜひ社内ミーティングの見学ツアーにもお越し下さい^^ 毎月開催しています!
(執筆/編集:斉藤 里菜)