2021年を振り返って
はじめに
こんにちは。RELATIONS広報の佐々木です。
年末の広報企画として、今回は「2021年を振り返って」ということで、長谷川さんにインタビューをしてみました!
今年はRELATIONSにとっては大きな変革期といえるような年でした。
詳細については、下記noteを読んでみてください。
私としては今年はRELATIONSの歴史の中でも1、2を争う激動の年だっただのでは?と思います。そんな今年の振り返りって長谷川さんにインタビューをしました。
では、本題に入っていきましょう!
一言でいうと、今年はどんな年でしたか?
佐々木:おそらく非常に一言で言うのは難しいなと思うのですが、今年1年どんな年でした?
長谷川:一言で言うと、「楽しかった。」というのが一番かもしれない。
佐々木:え、めちゃめちゃ意外です...。それはなんでですか?
長谷川:今年は自分のパーパスにつながり、それをどのようにRELATIONSという組織で表現できるかということに焦点を当て続けることができた。
RELATIONSの中にある他の人の価値観や意見にも耳を傾けて、どうやったら自分のパーパスも損なわずに進んでいけるかということを考え続けてきた1年だったし、新しい形が生み出せた1年だったと思う。
佐々木:私復帰してからの長谷川さんの印象なので、今年の9月からですが...。
今までよりもご自身の意見を言うようになりましたよね。
『俺はこうしたいけど、俺はこう思うけど、みんなどう思う?』って。
長谷川:それはそうかも。
それは確かにそうかもしれない。去年くらいまでは、自分のことよりも他者を優先した組織づくりを心がけてきた。
ただ、自分を後回しにしていくことで、自分の中で、もやもやが溜まってたりした。時折、それが爆発して、ちゃぶ台返しをしたり(笑)
周りからするとええ迷惑やし、そうなるなら、もっと自分のことを主張してよという感じもあったと思う。
前回のnoteにも書いたけど、そういうことを正しく認識できてからは、自分のパーパスにまずは繋がっていくことを第一にやっている。
それを握りつつ、相手のパーパスもきちんと受け取りながら、対話していくスタンスで今は居ることができていると感じる。それが大きな違いかもしれないね。
佐々木:今までよりも長谷川さん自身の現場サイドでの活動が増えたり、圧倒的にインプット量が増えたりしているのを見て、長谷川さん個人をアップデートし続けて、それをクライアントやRELATIONSの組織に還元していこうという思いが強いのかなって個人的には思っていました。
長谷川さんは、今一から自分がやりたいことをゴリゴリ進めているのではなかろうかというのを感じましたね。
長谷川:確かに。笑
もしかしたら自分自身をずっと我慢させていたのかもね。
それを出すと方向性が違うとか言われてしまったら...とか恐れもあったのかもしれないね。
佐々木:『社長だから』というのを背負っていたんじゃないかなって思いました。
長谷川:そうだね。笑
難しいところだよね。
それぞれのメンバーにそれぞれの事業を当てて欲しかったという気持ちもあったよね。応援し続けたかったというのもあるね。
でもそこと自分自身のジレンマと悩み続けてきたっていうのがあるかも。
佐々木:そういったことを考えると、私はこの1年間楽しかったという感想はとても意外です。
というのも、1月〜3月くらいまでの状況を想像すると、私だったら会社にいたくない。笑
長谷川:え、ほんとに?笑
でも、大変と言えば大変だったのかもしれない。
ただ、それ以前の自分を後回しにして組織づくりをしていた頃からすると自分のパーパスにつながることを手放していないので、自己肯定感を保てた気がする。
あとは、まわりにRE:STARTロールのチームが寄り添っていてくれたのも大きかった。
自分のパーパスとRELATIONSという組織を切り離して考えられていたことも大きかったのかもしれないね。
ちなみに1月〜の今年前半戦での流れはこのnoteに書いてあります。
長谷川:今年は全社会議をしたり、全員と1on1したりする中で気づいたことは、当たり前だけど、皆見ている景色が違うことやねんな。
だから、現場に行って自分が考えるキックオフのコンテンツを提供したり、営業同行したり、自らコンサルを持ったりした。自分が描く世界観を語っているだけじゃ、絵に描いた餅になるし、誰も理解できないんだなと。
そういう背景から3月からは現場工数を結構増やしたという感じ。
佐々木:実際現場に長谷川さんが行くことが増えたじゃないですか。
今までインプットしてきたものや今までの経営経験から得たものをワークショップに反映してみたというものがあると思います。
そこで、これが生かせたとか良かったとかあったりしますか?
長谷川:13年経営をしてきた中でも、特に去年のシステムコーチングやホラクラシーの導入から一連の出来事は、自分の体験はすごく大きな影響を与えていると思う。
実際すごく大きな痛みを感じながら、自分に向き合ってきた期間が長い。
そういった経験から、クライアントを観る視点が大きく変わってきている。
こうあるべきという理想論だけではなく、相手の痛みにも寄り添いながら、時には称賛し、時には耳の痛いフィードバックをする存在として立てる感じがしている。
自分の痛みが分かるからこそ、相手の願いや痛みが分かるというか。そんな視点が新しく生まれたと思う。
佐々木:新しい視点を持ったうえで、クライアントのこの部分を改善させることが必要だという見立てみたいなものがわかるようになってきたってことですね。それは大きいですよね。
長谷川:一連の組織変容の中で自分の痛みに自覚的になれて、自己認識を高めるきっかけになったことが大きいのかもしれないね。
佐々木:今年改めてそういった形で長谷川さんが現場に出向いたり、主軸事業であれるコスト改善コンサルティングサービス「Less is Plus」に関わったりしたと思うのですが、何か発見ってありますか?
(Less is Plus:以下LiPと略します)
長谷川:LiPは、RELATIONSの創業からの大切な事業なんだけど、成功報酬という仕組みが良いも悪いも含めてすごくパワフルに機能する。
成功報酬を掲げるとどうしても数値を意識をする傾向がある。
三方良しという言葉にあるように、サプライヤーやクライアントの想いもある。そういうものを統合するためには、「本音をつなぐ」ということをより意識していきたいなと思っている。
佐々木:それはどういうことでしょうか?
長谷川:RELATIONSは、ええ会社をつくるというパーパスを掲げているよね。
ただ、コストを下げるだけではなく、そこで働く人が充実して働くことができる世界を実現したいと思っています。
コスト改善もただ、単価だけを交渉して下げるということであれば、人間味がない。相手のことをより深く理解し、こちらもことも理解してもらう。
そして、本音を通い合わせてどのようにできるかまでを創造していく。
そういうのが、充実して働くためには必要だと思っています。
野中郁次郎さんも知的コンバットという言葉を使いますが、まさにそういう世界を事業の中で構築していきたいと考えています。
さいごに
最後、長谷川さんのキーワードとして「本音をつなぐ」というワードが出てきましたね。
私はクライアントでもRELATIONS社内でも本音をつなぐことで、より自分らしく働いている人が増えるのでは?と思っています。
というのも、多くの人が日常の多くの時間を働くことに時間を使っています。
その働く時間が、より自分らしい時間でいられる人が増えれば、もっともっと「働くが楽しい」と思える人が増えるのではないでしょうか。
今年はたくさんの出来事があったRELATIONSですが、来年からは気持ちを新たにオフィスを外苑前から虎ノ門に移転します。
次回は社内移転PJについて発信できればと思います!
RELATIONSに関わってくださった皆様、今年も本当にありがとうございました!来年もよろしくお願いいたします。