「コンサルのイメージが180°変わった」 超・現場主義コンサルが最高におもしろい!!
はい、どうもこんにちは~!
弊社のコスト改善コンサルティング事業部「Less is Plus(通称:LiP)」でコンサルタントとして働いている、たっくんと申します!
私は2018年の7月に入社したので、このブログを執筆する時点で入社1年ちょっと経過しております。
この1年間、コンサルタントとして全国各地のクライアント先を飛び回り、様々な案件に没頭して取り組んできたのですが、振り返ってみてしみじみ思うことがあるんです。。。それは…
「コスト改善コンサルってめちゃ楽しい。こういう仕事があるなら早く誰かに教えてほしかったわ~!」
ということです。
実は、転職活動をしていた時は、募集職種に「コンサル」と文字があっただけで候補から除外していた私…。
そもそも私の脳内では、こんなイメージでした。
・頭がキレキレで、常に論理的。
・複雑なデータを解析しては横文字を連呼する。
・日課として朝は日経新聞を読み、昼は紅茶を嗜む。。。
画像でいうと、こんな感じ。
ええ....
こんなThe高級エリート、自分になんかナレッコナーイと思ってました笑
今回は、そんな私のイメージ(妄想?)を覆したエピソードをお話します。
とある食品スーパーの「廃棄物コスト」を改善した話
入社して数ヶ月が経った頃、私はとあるスーパーマーケットのコスト改善プロジェクトを担当することになりました。
その活動において取り組んだ経費品目のひとつが、「廃棄物」でした。
廃棄物というと、みなさんはどのようなものを思い浮かべますか? 普段、家庭で捨てている可燃ごみや不燃ごみ、缶・ペットボトルなど様々かと思います。
まず、廃棄物の区分についてお伝えすると、廃棄物には大きくわけて「一般廃棄物」と「産業廃棄物」の2種類があります。
一般廃棄物のうち、家庭から排出される「家庭廃棄物」については無料回収されることが一般的ですが、企業から排出される「事業系一般廃棄物」については、行政から認可された廃棄物の収集運搬会社に、お金を払って処理を委託しています。
これはひとつ豆知識になりますが、一般廃棄物の処理にかかるコストの原価構造は、おおよそ以下のようになっています。
収集運搬・処理費用(円/kg) × ゴミの重量(kg)
つまり、コスト改善の観点からすると、単価を下げるか、重量を減らすことで経費を削減することができます。
私が想像していたコンサルティングとの違い。それは、ただ市場分析して適正な単価をクライアントに伝えるのではなく、実際にクライアント企業のゴミ置き場にいって、重量を測りに行くんです!(もちろん分析もします)
(普段はデジタル手秤を使用していますが、慣れてくると計量器を使わずとも、袋を持ち上げるだけでだいたい何kgかわかりますw)
なぜ、わざわざゴミを計量しに行く必要があるのかと不思議に思う方もいるかもしれませんが、実際、実量と報告重量が全然違うケースがあるんですね。(なかには、倍近く差があることも…)
また他にも、現場に足を運ばなければわからない情報はたくさんあります。
例えば、ごみ庫に余裕があるのに回収頻度が多すぎたり(=収集運搬の費用があがる)、分別がきちんとなされていなかったり(=資源収入が処理コストになる)…。
意外と盲点だったりするのが、廃棄物といっても、紙くずや段ボールなどの「古紙」はリサイクルできる「資源」にあたります。そのため、処理ではなく基本的に「買取」で取引されるものなのですが、それに気づかずに可燃ごみとして処理費用を支払っている企業さんも。
(例えば以下の写真は、可燃ゴミではなく資源ゴミになります。)
そうした現場の状況を詳細に把握することで、運用面で改善できることはあるか、どういう観点で交渉余地があるのかを探っていきます。
確かな戦略よりも「泥臭い実行力」が、コスト改善のカギ
弊社では、これまで600社以上の支援実績があるので、同規模・同業種の企業と比較したりして、過去実績のある改善手法を当てはめてみることもできます。
しかし、やはり本当の意味で価値のある改善をするには、現場の実態を見て、クライアントにとってベストな運用案、料金体系を導かなくてはいけません。
ちなみにクライアントからは、
「え、RELATIONSさんってそんなことまでやってくれるの??」
と驚かれることが多々あります。笑
もちろん廃棄物以外にも様々な案件がありますが、弊社では情報収集力や分析力だけでなく、こうして現場で汗をかく部分をとても大切にする文化があります。
私が実際にコンサルタントをする中で、これには大きく2つの理由があるのかなと思っています。その一つが、誰もやりたがらない仕事をやるところに改善のヒントが隠れているからです。
深夜や早朝にゴミの計量をするのは、正直なかなか気が進むものではありませんし、通常業務を抱えていたらなおさら時間を割きづらい仕事です。だからこそ、正確な実態把握がなされてないケースも多く、無駄なコストが発生してしまう場合があるのです。
またもう一つの理由は、現場に寄り添った活動をすることで、クライアントとの深い関係性を築きたいからです。
データ分析をもとに交渉戦略を考えたりなど、頭を使う部分ももちろんありますが、机上でものを言うだけではクライアントの心を動かすことはできません。実際に現場を見て、クライアントの現状を真に理解してこそ、価値のあるコンサルティング活動ができると考えています。
これは「ええ会社をつくる」という弊社のミッションにもつながる話ですが、我々はただの「コンサルティング会社」ではなく、「一緒にクライアント企業を良くしていくパートナー会社」を目指しています。
ただのコスト下げ屋じゃないからこそ、同じ経費項目でも改善の手法は毎回違うし、クライアントにとって何がベストなのかを考え、一緒になって活動をするのは本当におもしろいです。
今まで「コンサル」という言葉だけで敬遠していた方も、イメージが変わったでしょうか…? 少しでもLiPのおもしろさが伝わっていれば幸いです!
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