新しいRELATIONSに向けて。RE:STARTというチャレンジ
みなさん、こんにちは。
2021年度に新卒入社した冨谷です。
今回は、弊社RELATIONSが組織と事業の両面で大きく変化した取り組みである、「RE:START(リスタート)」についてご紹介できればと思います!
本noteは、代表の長谷川が発信したこちらのnoteに関連した内容となっていますので、併せて読んでいただけると嬉しいです。
RELATIONSは、2021年春に3つの事業のうち2つをEBO(エンプロイー・バイアウト)し、それに伴って退職(卒業)されたメンバーが多くいました。
その一方で、引き続きRELATIONSにコミットするメンバーとは、「今後会社として何を成し遂げていくのか、RELATIONSの存在意義は何か」を徹底的に語り合う場を重ねてきました。
そういった一連の取り組みについて発信させていただくことで、今後RELATIONSに興味を持ってくださる採用候補者のみなさんに参考にしていただければと思っています。
今回は代表の長谷川にヒアリングした内容を元に書いていますので、より組織変革のリアルをお伝えできるかと思います。
RE:STARTとは?
RE:STARTとは、一言で言うと「RELATIONSのパーパス(存在目的)に対し、メンバー全員の共通認識を作り出すための取り組み」です。
なんのこっちゃですよね...汗
なので、少し時系列を追いながら説明させていただければと思います。
RE:STARTを始めたきっかけ
これまでRELATIONSは、コスト改善コンサルティング「Less is Plus」に加え、Webメデイア「SELECK」、組織変革マネジメント「Wistant」の3つの事業を運営しておりました。
冒頭の長谷川のnoteに記載の通り、この3つの事業部があった中で、お互いが歩みたい方向性にずれがあり、そこをすり合わせられないままRELATIONSが形作られていました。
今回、SELECKとWistantを手放すという決断の中で、今一度RELATIONSがどういう方向性で進んでいくべきかをメンバー全員で本音で話し合い、明確にするためにRE:STARTを始動しました。
一連の取り組み
RE:STARTの活動は2021年1月からスタートし、下図のような流れで歩みを進めてきました。そのいくつかをピックアップしてご紹介します。
RELATIONSに対する課題の共有会
RE:START初めの取り組みとして、社員それぞれが会社に感じている課題を出すことからスタートしました。
長谷川の中では、確固たる「RELATIONSが目指すべき未来」が浮かんでいたものの、まだそれをメンバー全員の共通認識として持てていない時期だったので、かなり厳しい話も出ていました。
下図の赤い丸が集中している付箋は、みんながより強い課題を感じていた項目です。特に、中長期的なビジョン、戦略について、抽象的な話だけではなく、具体的なレベルでの設定を求めている声が多かったです。
もどかしさを感じながらも、次のステップへ進みます。
「ええ会社とは」について、代表の長谷川から発表
前回の課題共有会で「今後の全体方針が見えない分、全社の課題が考えにくい」といった声も多く出てきました。
その課題から解決するために、長谷川が考える「実現したいええ会社とは?」に関する発表を行いました。
※余談ですが、RELATIONSは関西発の企業で、代表を含めて関西出身のメンバーが多いので、パーパスを「ええ会社をつくる」としています。こちらのnoteもご参考ください。
グループごとのプレゼンを実施
前回の長谷川からの発表を受けて、メンバーがグループに分かれて「ええ会社をつくる」というパーパスを実現するための具体的アプローチについて考え、プレゼンをする機会を設けました。
ここで大切にしていたのは、「代表が発表した目指す像が絶対的なものではない」という前提と、解釈の余地があることをしっかりと伝えることです。長谷川の発表を受けて個々人がどのように感じ、その上でどのように事業、組織と接続できるのかを考えてもらいました。
なお、こういった対話の場でのスタンスは「みんなで話し合いながら決めていこう」とか、「誰かが決める」というものではなく、「多数決」で決める形でもありません。
「それぞれの見え方を共有し、とことん互いの意見をぶつけ合った後に見えてくるもの」を全員で探して、決めていくというスタンスです。この「対話」の手法を取ることで、妥協案ではなく納得解を生み出すようにしています。
新卒入社・卒業式
実はこのタイミングで、私は新卒としてRELATIONSに入社しました。
まさにカオスでしたが。。。
事前に会社に動きがあったことは聞いていましたが、実際に話を詳しく聞くまではここまで変化していたとは思ってもいませんでした。
大学4年の1月にEBOや一連の変化についての話を聞かされたので、入社するかどうかも含めて非常に悩みましたが、会社をまた1から作り上げるこの時期に入れるという楽しさも感じて入社を決めました。
入社の決め手としては、他にも組織形態の面白さやメンバーの人柄の良さなど、惹かれる部分が多くあったので、より詳しく知りたい方はRELATIONSのブログも読んでみてください😄
また、私の入社3日目に、感染対策を万全にして全社での「卒業式」が開催されました。
SELECK、Wistantのメンバーの花道です。
1年ほどオフラインで集まる機会がなかった中で、久しぶりに「RELATIONSらしさ」を感じられたと、メンバーみんながとても明るい表情をしていたのが印象的でした。
ストラテジーの発表
さて、話を戻しまして。「ええ会社をつくる」の実現方法について各グループがプレゼンした内容を参考にしながら、あらためて長谷川から全社としてのストラテジー(優先事項)が6つ発表されました。
これまでの方針から変わったところもあったので、当初は反対もありましたが、対話をしながらお互いの考えを深めていくことで、新たなステージに向かっています。
そして、このストラテジーを元に新たなチャレンジをする中で、これまでになかったような成功事例も生まれ始めているので、その後も対話をしながら「問いの変化→行動の変化→経験の変化」というサイクルをどんどん回しているところです。
RE:START対話@鎌倉
ここまでが、2021年1月〜5月までの道のりです。文章で伝えるのは難しい内容も多いので、ぜひ弊社にお越しいただく機会があれば、直接聞いていただけたらと思います。
その後6月に、緊急事態宣言で延期していた日帰りのRE:START対話を開催しました。
こちらの内容を次回のnoteでご紹介できればと思います。
一連の変遷の中で、私としては少しずつ新たなRELATIONSが形作られているように感じます。目に見える変化は小さくなかなか見えにくいですが、本音で対話を行うこのプロセスを繰り返すことで、全員の納得度合いは高まっていると感じます。
少しづつ進んでいき、絶えず変化するRELATIONSがどうなっていくのか。私自身も楽しみです。
ここまでご覧いただき、ありがとうございました!