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3つのトライから振り返る”日本で最先端”の「組織マネジメントの手立て」を伝えたイベント

こんにちは。RELATIONS広報です。本記事では、4月26日にオンラインで開催したイベントの振り返りとその裏側をお届けします。


■開催したイベント概要


▼開催に関する詳細は以下をご覧ください。


日時:2023年4月26日(水)13:00〜14:30
開催方法:オンライン(zoom)
参加費:無料
登壇者:RELATIONS株式会社 代表取締役 長谷川博章(はせがわ ひろあき)
株式会社令三社 代表取締役 山田 裕嗣(やまだ ゆうじ)
関連URL: 長谷川博章note  https://note.com/hhiro/
令三社 コーポレートサイト https://r3s.jp/


▼イベント開催の背景 : 弊社がイベントを実施した理由はコチラから。

▼ご参加いただいた方がイベントレポートを書いてくださいました。



今回、本イベントはRELATIONSとして初めての取り組みが3つありました。

【1】  ゲストスピーカーをお迎えし、ケースを用いて「組織づくりのノウハウ」を伝える


RELATIONSでは、過去様々なイベントを実施してきましたが、組織づくりに特化し、ゲストをお招きしてイベントを開催するのは初めてのことでした。今回ゲストにお迎えしたのは、令三社の代表・山田祐嗣さん。山田さんが翻訳・監修を手掛けた『すべては1人から始まる(英治出版)』は、「ソース原理」という概念を日本国内に広めるきっかけとなりました。
そんなトップランナーの山田さんと、弊社代表の長谷川とが対談形式で「組織づくりのヒント」を伝えていく本イベントでは、以下のようなケースから、概念や理論の本質を見つめていきました。

■ケース1
「新しいプロジェクトを立ち上げたが、思ったように成果が出ない」という新規事業立ち上げに関する事例

実際にRELATIONSでも起きた事例だったため、過去の新規事業の話題に及びました。

創造活動の源になっている「1人」の特別な存在を「ソース」と位置づけ、「ソース(=情熱のある発起する1人)」の重要性について、山田さんと事例を紐解きながらお伝えしていきました。

■ケース2
業務改善施策を行っても目に見える変化が生まれない」という既存業務の改善についての事例

「なんとなく」で捉えている事象を、客観的に見ていく重要性について話題が及びました。

この事例に対しては、客観視をする”レンズ(見方)”を2つ提示していきました。1つ目が「インテグラル理論」という4象限に分けて、あらゆる現象を見ていくフレームです。

仕組みだけでなく、感情やムードなどの内面にも着目し、様々な角度から客観視します。

加えて、2つ目の見方が、RELATIONSの組織運営の核となっている「ホラクラシー」という自律分散型組織の考え方にもとづく見方です。

赤字と青字に注目!ホラクラシーの実践においては関係性仕組みという区分もあります。

以上を踏まえて、仕組みだけでなく「関係性づくり」の重要性についても、語られました。ちなみに、RELATIONSでは、仕組みと関係性づくりについては、以下のような取り組みを行っています。

特に対話に価値をおき、合宿では会社や個人の深い部分まで掘り下げていくのも特徴です。

【2】自社の失敗談もふまえて「経験知」を伝える

過去のnoteでもふれていますが、RELATIONSは、2021年から大幅な事業方針の転換を経て、現在の形になりました。

本イベントでは、代表の長谷川から、RELATIONSの現在に至るまでの過程で感じた”素直な想いを話す経験談”からスタートしました。
私たちRELATIONSでの苦楽が「経験知」として、世の中の会社に少しでも役立つことを願い、これからも経験、実践、そして学びを発信して参ります。

2021年以降、現在の経営スタイルとなりました。
「自立型組織」の実践のための工夫の一部をご紹介しました。


【3】広報サークル(チーム)としてイベントの企画・運営を行う

最後に、ここからはイベントの裏側をお伝えします。
実は、RELATIONSでは長らく、広報・PR分野の専門チームはなく、その時々で事業部のメンバーが兼務で広報業務を担ってきました。(※ 多くのベンチャー企業や中小企業が「ひとり広報」といわれる体制なのを、みなさんはご存知でしょうか?RELATIONSでももれなく同じ状況でした。)

そんな状況から一転、昨年7月より「広報サークル(チーム)」が本格的に始動。今回のイベントの企画・運営を中心的に担っていた”2名の社員の情熱”からスタートしたサークルです。
「RELATIONSの取り組みをもっと広く伝え、パーパスとして掲げている世の中の”会社に生命力を”与えられる存在になっていきたい」という想いで動き出し、今回はその1つのアクションとして、イベントを実施しました。

なによりも最後まで悩んだことは、「今自社で取り組んでいることが、一般の方にうまく伝わるかどうか」という点。実際、自社で日常的につかっている言葉や概念、考え方も、外からみれば”分かりにくく理解しにくいこと”であることは明らかでした。
実際に事後いただいたアンケートでも「カタカタの言葉が多く、頭に入ってこなかった」という意見もあり、私たちにとっては大きな宿題をいただきました。興味を持っていただき、真に伝わることこそ、意義があります。

今後は、先進的な経営概念をトップランナーの対談で知ることができるイベントと、今回のようにケースや事例をつかって、現場に落とし込むための実践型イベントの2段構えの開催で、世の会社に寄り添っていきたいと思っています。
今後も、RELATIONSのイベントにぜひご注目ください!



(執筆:RELATIONS広報パートナー 川口 塔子/編集:斉藤 里菜)